『バトル・ロワイアル』を観た
映画『バトル・ロワイアル』を観た。
内容への感想よりも「やっと観られた」という感慨が大きい。
もう10年以上前、小学生だった時分に
『バトル・ロワイアル』といえば「15禁映画」の代名詞で、
それを観たという同級生に憧れ(?)を抱いたのを覚えている。
大人になった今でこそR15指定かどうかも気にせずに映画を観ているが、
15歳未満の頃はやはり興味を引かれたものだ。
中学校で仲の良かった同級生が原作本を好んでいて、
桐山がめちゃくちゃ強い、ということを教えてくれたのもいい(?)思い出。
ついでにいえば吹奏楽部に所属していた当時、
コンクールでこの映画の音楽(交響組曲第7番「BR」という)を演奏した。
そんなにも縁のあった『バトル・ロワイアル』だが、
いつの間にかその存在を忘れ去り、たまに思い出す程度になっていた。
それが変わったのは『悪の教典』を観たこと。
この手の、殺戮をエンターテイメントに昇華する映画は初めてで、
その影響で『バトル・ロワイアル』のことも思い出す機会が増えた。
そしてNetflixを漁っていたある日、
おすすめ欄に上がってきていた『バトル・ロワイアル』を、
ついに観念して再生したのだった。
やはり桐山は強かった。
柴咲コウの役どころに驚いた。
どの音楽も聞き覚えがあり、耳で楽譜を追ってしまった。
初めてのはずなのに懐かしかった。
面白いというより、宿題を終えた清々しさがある映画だった。